
春の陽気に誘われて、三重県伊勢市へ小旅行に行ってきました。
今回の目的地は、伊勢神宮とその門前町である「おかげ横丁」。伊勢の歴史と風情、そして絶品グルメに包まれた1日をレポートします。
Contents
おかげ横丁をそぞろ歩き
伊勢神宮・内宮のすぐそばに広がる「おかげ横丁」は、江戸から明治時代の町並みを再現した観光スポット。まるでタイムスリップしたかのような雰囲気のなか、食べ歩きやお土産探しが楽しめます。
スターバックスコーヒー
この横丁に入った瞬間、まず目を引いたのが「スターバックスコーヒー」。和風の木造建築に溶け込むような外観で、まるで昔ながらの町家カフェのよう。全国のスタバでも特に人気の高い店舗と聞いていましたが、その評判に納得です。外観の写真を撮る人が多く、インスタ映えスポットとしても人気のようでした。
練り物の名店「汸臼庵 伊勢参宮店」でほっこり
歩き疲れてちょっと小腹がすいたところで、目に入ったのが「汸臼庵(ほうきゅうあん) 伊勢参宮店」。
店先では香ばしい香りが漂っており、つい引き寄せられるようにして入店。名物の「棒天ぷら」をいただきました。今回は「しそたこ」と「じゃがバタ」の2種類を注文。
しそたこ棒天
ふわっとした練り物の中に、ぷりぷりのたこと香り高い青じそが絶妙なバランスで混ざっており、食べた瞬間に口の中に磯の香りと爽やかさが広がりました。
じゃがバタ棒天
こちらは一転して、ホクホクのじゃがいもとほんのり甘いバター風味がクセになる一品。おやつ感覚でぺろりと完食してしまいました。
どちらも食べ歩きしやすい棒状で、手軽に楽しめるのが嬉しいポイント。寒い日には、熱々の天ぷらが心も体も温めてくれます。
(参考:汸臼庵公式サイト https://www.houkyuuan.com/product/tempura.html)
デザートには「伊勢プリンソフト」
食後のデザートは、迷わず「伊勢プリンソフト」へ。ここの名物は、その名の通りプリンとソフトクリームを一緒に楽しめる夢のようなスイーツ。
注文時に「クリームとチェリーを無料でトッピングできますよ」と案内してもらい、もちろんお願いしました。
このサービス、地味に嬉しい。
とろけるようななめらかプリンと、濃厚で甘さ控えめなソフトクリームが絶妙にマッチ。上にちょこんとのったチェリーとホイップが、見た目も味も満点で、まるでレトロなパフェのような可愛さでした。
ベンチに座ってのんびり食べる時間が、また旅の醍醐味ですね。
伊勢神宮で心を整える
食べ歩きを満喫したあとは、いよいよ本命の「伊勢神宮」へ。
今回は内宮を参拝しました。鳥居をくぐると、空気が一変。木漏れ日が差し込む静かな森の中を、五十鈴川のせせらぎが優しく包みます。
五十鈴川
神宮参拝前に身を清める場所として知られていますが、その水の美しさには改めて感動。透き通った流れに手を浸すと、冷たさのなかに神聖さを感じます。まさに“清められる”という表現がぴったり。
式年遷宮
また、神宮の敷地内に掲示されていた案内によると、次回の式年遷宮は8年後(2033年)。20年に一度、神様のお住まいである正宮が新しく建て替えられ、御神体が新殿に遷されるこの儀式は、1300年以上も続く伝統行事。日本文化の奥深さを感じるとともに、次回の遷宮も見に来たいと強く思いました。
おわりに:心もお腹も満たされる伊勢の旅
おかげ横丁で味わう昔懐かしい町並みとグルメ、そして伊勢神宮の静謐な空気。日々の喧騒を忘れて、心がリセットされるような時間を過ごすことができました。
特に印象に残ったのは、スタバの和風外観、棒天ぷらのやさしい味わい、そして五十鈴川の透明な水。どれもが、伊勢ならではの“おもてなし”に満ちていたように感じます。
伊勢は何度訪れても新たな発見がある場所。次は式年遷宮のタイミングで再訪する予定です。皆さんもぜひ、伊勢の風情と味を体感してみてください。