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【異動の内示が出たら】やることリスト20

内示が出るとやることが一気に押し寄せてきます。内示後の作業が後手後手にならないように、準備できることは先にやっておきましょう!

3月下旬、人事異動の内示が発表されるとき、会社員にとっては一年の節目とも言える瞬間が訪れます。職場が変わるかもしれない。新たな仲間、新たな仕事、新たな責任——。

希望も不安も入り混じるなかで、冷静に準備を進めることが、スムーズなスタートを切るカギとなります。

本記事では、内示発表を前にすべきこと、内示が出た後の対応、人事異動がどのように決まるのかを一般論として解説しつつ、準備すべき具体的な行動を20項目にまとめました。異動がある方にもない方にも、きっと参考になるはずです。

人事異動の内示とは?

「内示」とは、正式な辞令交付に先立って、非公式ながら本人に異動の内容を伝えることを指します。通常、辞令交付の数日前に行われ、異動先の所属や役職、業務内容などが伝えられます。会社員にとっては、4月からの新しい職場環境に向けた準備を始める合図でもあります。

人事異動はどう決まるのか?【一般論】

人事異動の背景には、組織運営上の必要性、職員の能力育成、希望調査やライフイベント(育児・介護など)への配慮など、さまざまな要素が絡みます。

一般的に、以下のような流れで異動が決まっていきます:

1. 人事部門による人員バランスの検討

2. 各課からの異動希望者・育成対象者の把握

3. 管理職(係長・課長)による評価・推薦

4. 本人の異動希望調査や面談内容の考慮

5. 局内や部局間での調整

6. 幹部会議等での最終決定

7. 内示の伝達 → 辞令交付

特に地方自治体の場合、「長く一つの部署にとどまらせない」ことや、「幅広い業務経験を積ませる」方針が基本にあります。一方で、健康上の理由や家庭状況などを丁寧に考慮してもらえることも多く、上司との日頃の信頼関係が影響することもあります。

内示が出たらすぐにやるべきことリスト【20項目】

異動が決まった直後は、心がざわつきます。しかしここで冷静に、やるべきことを一つずつ進めることが重要です。以下のチェックリストを参考にしてみてください。

業務引き継ぎ編

1. 担当業務の整理

 現在抱えている仕事を棚卸しし、マニュアル・資料をまとめておく。

2. 引き継ぎリストの作成

 後任者に伝えるべき内容を一覧化。期日、連絡先、注意点も忘れずに。

引き継ぎリストは日々アップデートしておけば、作業も溜まらず漏れもありません。

3. 外部関係者への引き継ぎ準備

 担当の取引先や協力団体がある場合は、異動の旨を伝えるタイミングを考慮。

4. 書類・ファイルの整理

 電子データや紙媒体をルールに則って整理・保存。

5. パスワードやアクセス権限の整理

 必要に応じてシステム系のアカウント情報を引き継ぎ。

人間関係・心構え編

6. 今の職場への感謝を伝える

 感謝の気持ちを一言でも伝えることで、良好な関係を残せる。

7. 上司・同僚への報告と相談

 内示を受けたら直属の上司や信頼できる同僚に共有し、アドバイスを仰ぐ。

8. 異動先の情報収集

 新しい職場の業務内容や雰囲気を事前にリサーチ。

9. 後任者との顔合わせ調整

 可能であれば、業務引き継ぎに必要な面談を早めに設定。

10. 送別会・挨拶の段取り

 職場の雰囲気に応じて、簡単な挨拶の場や送別会を計画。

身の回りの整理編

11. 私物の整理・片付け

 異動日までにデスクやロッカーの荷物を整理・持ち帰り。

12. 公用携帯・備品の返却準備

 貸与されているもののリストアップと返却スケジュール確認。

13. 新しい通勤ルートの確認

 交通手段や所要時間、駐輪場・駐車場の有無などを調査。

14. 服装や身だしなみの確認

 異動先の雰囲気に合わせたスタイルが求められることも。

15. 家族への共有と相談

 家庭への影響も考慮し、異動内容を家族に丁寧に伝える。

未来への準備編

16. 新部署での目標設定

 「最初の1ヶ月で何をするか」「どんな信頼関係を築くか」を考える。

17. 勉強・予習を始める

 新しい業務に必要な法令や制度、過去の事例を調べておく。

18. 心身の健康管理

 異動直後は心身に負担がかかりやすいため、十分な休息を。

19. 新たな人間関係のイメージトレーニング

 人との関わりが変わることを前向きに受け止め、心構えを整える。

20. 未来の自分を思い描く

 異動を「人生のステップアップ」として捉えるポジティブな視点を持つ。

最後に:異動は“変化のチャンス”

内示が出ると、不安も焦りも押し寄せてきます。けれども、異動は「新しい自分に出会う機会」。今の仕事に区切りをつけ、新たな一歩を踏み出す準備をしっかりと整えておくことが、前向きなスタートにつながります。

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