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【急性胃腸炎で救急搬送された話】脱水症状の恐怖

先日、急性胃腸炎で救急搬送されるという人生初の経験をしました。結果的には半日で退院できたものの、脱水症状の辛さや吐き気の恐怖を身をもって体験しました。今回は、そのときの様子を記録として残しておきたいと思います。もし同じような症状が出た場合、絶対に無理をせず、早めに対処することをおすすめします。

朝の異変 ~吐き気と手足の痺れ~

朝起きたとき、なんとなく胃のあたりが重い感じがしました。昨晩食べたものが悪かったのか、それとも単なる寝不足か…。そんなことを考えながら、とりあえず朝の支度をしていたのですが、突然こみ上げるような吐き気が襲ってきました。

「ヤバい…これは吐くな」

そう思った瞬間、トイレへ駆け込み、胃の中のものをすべて吐き出しました。吐いた直後、手足に痺れを感じ、「もしかして何かの中毒か?」と一瞬不安になりました。しかし、数分経つと痺れは消え、とりあえず落ち着きました。

「もう大丈夫だろう」

そう思い、いつも通り出勤することにしました。今考えれば、この時点で大人しく休んでおけばよかったのですが、仕事を休むという選択肢がなぜか頭に浮かびませんでした。

出勤後、再び嘔吐…脱水症状が始まる

職場に到着し、デスクに座ってしばらくすると、また胃のムカつきを感じ始めました。そして、2時間ほど経った頃、再び強烈な吐き気が襲ってきました。

急いでトイレに駆け込み、今度はかなりの量を吐きました。胃の中にはほとんど何も残っていないはずなのに、それでも嘔吐が止まりません。何度も何度もえずき、最後には胃液しか出なくなりました。

この時点で、すでに体はフラフラ。ふと鏡を見ると、顔色が明らかにおかしく、唇の色も悪くなっていました。そして、全身の力が抜け、手足が異常に冷たくなっていることに気づきました。

「まずい…これは脱水症状かもしれない」

すぐに同僚に事情を伝え、休憩室で横にならせてもらいました。しかし、横になっても全く回復せず、むしろどんどん体が重くなっていきました。

救急搬送 ~脱水症状の恐怖~

横になってしばらくすると、体温が下がりすぎたのか、寒気がしてきました。血の気が完全に引き、意識が朦朧としてきたため、同僚が救急車を呼んでくれることに。

救急隊が到着し、すぐに血圧や体温を測られました。血圧はかなり低く、体温も普段より低下しているとのこと。このままでは危険ということで、そのまま救急車に乗せられ、病院へ搬送されました。

救急車の中では、とにかく吐き気がひどく、少し動くだけで胃の中がひっくり返るような感覚がありました。意識はあるものの、体が思うように動かせず、口の中がカラカラで舌が口内で張り付いて言葉を発するのもしんどい状態。とにかく早く点滴を打ってほしい、それだけを願っていました。

点滴で回復 ~自宅に帰れるまで~

病院に到着すると、すぐに診察が始まりました。医師からは「ノロウィルスやアデノウィルスも流行っている。ウィルス性の急性胃腸炎ですね。脱水がかなり進んでいるので、点滴を打ちます。吐き気どめも投与するので楽になりますよ。」と言われ、そのまま点滴を受けることに。

点滴を打ち始めて30分ほどすると、少しずつ体が楽になってくるのを感じました。それまで動かせなかった手足も、少しずつ動くようになり、意識もクリアに。

医師によると、今回の症状はウイルス性の胃腸炎の可能性が高く、嘔吐によって水分とミネラルが急激に失われたため、脱水症状が悪化したとのこと。しばらく安静にして、経口補水液をこまめに摂取するように指示されました。

約半日ほど点滴を受けた後、体調が回復したため、ようやく自宅へ帰ることができました。

3日間の自宅療養と診断されました。

翌日…喉と口の荒れに苦しむ

嘔吐を繰り返したせいで、翌日は喉と口の中がボロボロになっていました。胃酸が喉を傷つけたのか、ヒリヒリしてまともに食事ができない状態。ゼリーやスープならなんとか口にできるものの、普通の食事はとても無理でした。

また、体のだるさも残っており、1日中横になって過ごしました。これほどまでに胃腸炎が体にダメージを与えるとは思っておらず、改めて病気の怖さを実感しました。

今回の経験から学んだこと

今回の急性胃腸炎で、改めて健康の大切さを思い知らされました。特に、以下の3つのポイントは強く心に刻みました。

① 体調不良のときは無理をしない

朝の時点で異変を感じていたにもかかわらず、無理をして出勤したのが完全に間違いでした。もしあのとき休んでいれば、ここまで悪化することはなかったかもしれません。

② 脱水症状は本当に危険

脱水症状は「ちょっと水分不足かな?」くらいに思っていましたが、実際には体が動かなくなるほど辛いものでした。少しでも異変を感じたら、すぐに水分と電解質を補給することが大切です。

③ 胃腸炎のときは食事に気をつける

翌日、喉や口の荒れがひどく、食事ができなくなったのも辛いポイントでした。胃腸炎のときは無理に食べず、スープやゼリーなど、消化に良いものを少しずつ摂るようにしようと思いました。

最後に…同じような症状が出たらすぐに休もう!

今回の経験を通じて、改めて「体調不良のときは無理をしない」ことの重要性を実感しました。特に、吐き気や脱水症状があるときは、決して軽視せず、すぐに休むことが大切です。

もし同じような症状に襲われたら、ぜひ今回の体験を思い出し、早めに対処してください。健康は何よりも大切。無理をせず、自分の体を大事にしましょう。

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