軽SUVを選ぶとき、デザイン・走破性・快適性のどれを重視するかは人それぞれ。
スズキのジムニーは、無骨で本格的なオフロード性能を誇る一方、ダイハツのタフトは開放的なサンルーフと街乗りの快適性が魅力です。
「ジムニーの見た目が好きだけど、タフトのサンルーフも捨てがたい…」
「ジムニーの納車待ちが長いのは気になるけど、やっぱり憧れる…」
そんな悩みを抱えるあなたのために、ジムニーとタフトの違いを徹底比較！
それぞれの特徴や納車期間、使い勝手を詳しく解説します。
あなたにピッタリの1台はどっちなのか、一緒に考えてみましょう！
Contents
外観デザイン
ジムニーは、角ばったボディと丸型ヘッドライトが特徴的で、クラシックなオフロード車の雰囲気を醸し出しています。そのデザインは、1970年代の初代モデルから受け継がれており、現代的な要素を取り入れつつも、その伝統的なスタイルを維持しています。この無骨なデザインは、アウトドア愛好家やレトロなスタイルを好む方々から高い評価を得ています。
一方、タフトは、直線基調のエクステリアデザインが特徴で、四角いボディはSUVらしさがあり、頑丈なイメージを与えます。ハイト系やスーパーハイト系のSUVテイストのモデルと明らかに違っていて、上級SUVを思わせるデザイン性の高さが魅力です。
サンルーフの有無
タフトの大きな特徴の一つが、全グレードに標準装備されている「スカイフィールトップ」と呼ばれる大型ガラスルーフです。これにより、車内は非常に開放的で、前席・後席問わず乗員全員が空を眺めながらのドライブを楽しむことができます。スーパーUV＆IRカット機能やシェードも備えているため、日焼けや暑さ対策も万全です。
一方、ジムニーにはサンルーフの設定はありません。そのため、車内からの開放感を求める方にとっては、タフトのスカイフィールトップは大きな魅力と言えるでしょう。
内装・居住性
ジムニーの内装は、オフロード走行を重視した設計となっており、シンプルで機能的なデザインが特徴です。前席は十分なスペースが確保されていますが、後席は3ドア仕様のため乗降性がやや制限され、足元のスペースも限られています。そのため、長時間の後席乗車は少々窮屈に感じるかもしれません。
タフトの内装は、直線的でモダンなデザインが採用されており、スカイフィールトップによる明るい車内が特徴です。後席はスライド機能がないものの、頭上や足元のスペースは十分に確保されており、4人乗車でも快適に過ごせます。ただし、シートの座り心地は硬めで、長時間の乗車では疲れを感じる場合もあります。
走行性能
ジムニーは、本格的なラダーフレーム構造とパートタイム4WDを採用しており、優れたオフロード性能を持っています。悪路走破性においては、他の軽SUVと一線を画す存在です。エンジンは660ccのターボエンジンを搭載し、5速MTと4速ATのトランスミッションが選択可能です。特にMT車は、オフロード走行を楽しみたい方におすすめです。
タフトは、FFとフルタイム4WDの駆動方式を選べ、最低地上高は190mmと、一般的なSUVとしての走行性能を備えています。エンジンは660ccのターボエンジンを搭載し、CVTとの組み合わせでスムーズな走行が可能です。オフロード性能ではジムニーに劣るものの、日常の街乗りやアウトドアレジャーには十分な性能を持っています。
燃費性能
燃費性能は、日常のランニングコストに直結する重要な要素です。
ジムニーの燃費性能は、WLTCモードで13.2～16.6km/Lとされています。これは、その本格的なオフロード性能やラダーフレーム構造による車両重量を考慮すると、妥当な数値と言えるでしょう。
一方、タフトは、WLTCモードで18.2～21.4km/Lと、ジムニーよりも優れた燃費性能を持っています。これは、日常の街乗りや長距離ドライブにおいて、燃料費の節約につながります。
価格帯
ジムニーの価格帯は、
・XG（ベースグレード）：1,693,000円（税込）
・XL（中間グレード）：1,848,000円（税込）
・XC（最上位グレード）：1,985,500円（税込）
となっており、本格オフロード性能を持つ軽自動車としてはやや高めの価格設定です。ただし、その走破性や耐久性を考えれば、コストパフォーマンスは高いといえます。
一方、タフトの価格帯は、
・X（ベースグレード）：1,353,000円（税込）
・G（中間グレード）：1,485,000円（税込）
・Gターボ（最上位グレード）：1,617,000円（税込）
となっており、ジムニーよりも全体的に安価です。特にGターボを選んでもジムニーのXGとほぼ同価格帯で、サンルーフ付きの車としてはお得感があります。
スズキのジムニーとダイハツのタフトは、軽SUV市場で高い人気を誇るモデルです。中古車市場においても、その需要は高く、価格帯や在庫状況は日々変動しています。以下に、これらのモデルの中古車価格の概要をお伝えします。
スズキ ジムニーの中古車価格
ジムニーは、その本格的なオフロード性能と独特のデザインから根強い人気があります。新車の納期が長期化していることも影響し、中古車市場での需要が高まっています。その結果、中古車の価格帯は以下のようになっています。
• 価格帯: 約150万円～約388万円
• 平均価格: 約221万円
特に、リフトアップなどのカスタムが施されたモデルや、未使用車（走行距離500km以下）の場合、新車価格を上回ることもあります。未使用車の価格帯は約160万円～約250万円で、200万円以下の車両も存在します。
ダイハツ タフトの中古車価格
タフトは、モダンなデザインと開放感のあるガラスルーフが特徴で、街乗りからレジャーまで幅広く活躍するモデルです。中古車市場での価格帯は以下の通りです。
• 価格帯: 約84万円～約399万円
• 平均価格: 約150.1万円
未使用車や低走行距離の車両も多く流通しており、装備やグレードによって価格が変動します。
注意点
中古車の価格は、年式、走行距離、車両の状態、カスタムの有無などによって大きく変動します。特にジムニーは、オフロード走行による下回りの損傷や錆が発生している場合がありますので、購入前にしっかりと確認することが重要です。
また、タフトの未使用車や低走行距離の車両は、新車同様の状態でありながら、価格が抑えられているケースもあります。ただし、人気の高いグレードや装備が充実したモデルは価格が高めになる傾向があります。
最終的な選択は、ご自身の使用目的や好みに合わせて、信頼できる販売店で実車を確認し、納得のいく1台を見つけることが大切です。
納車期間
購入を検討する上で、納車までの期間も重要なポイントです。
ジムニーは、人気の高さや生産能力の関係で、納車まで1年以上かかるケースが一般的です。特に、最上位グレードのXCは人気が高く、1年半待ちという話もあります。長期間待つことを覚悟する必要があります。
一方、タフトは、グレードや地域によりますが、約2～3ヶ月で納車されることが多いです。比較的短期間で手に入るため、すぐに乗りたい方には大きなメリットとなります。
まとめ｜どちらを選ぶべきか？
ジムニーがおすすめな人
✔ 本格的なオフロード性能を求める
✔ クラシックで無骨なデザインが好き
✔ 長く乗るつもりで、納車待ちにも耐えられる
✔ MT車で走りを楽しみたい
タフトがおすすめな人
✔ 都市部や街乗りメインで使う
✔ サンルーフの開放感を楽しみたい
✔ なるべく早く納車して乗りたい
✔ 燃費の良い軽SUVが欲しい
ジムニーのデザインや走破性は唯一無二ですが、納車期間の長さがネックになります。一方、タフトはオシャレで実用的なSUVであり、サンルーフの開放感を楽しめる魅力があります。
どちらの車も個性的で魅力的なので、**「デザイン＆走破性」を取るならジムニー、「快適性＆納車の速さ」**を取るならタフトと考えるのが良いでしょう！